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FP3級実技試験の合格率は?試験内容や対策方法を具体例付きで解説【FP監修】

FP3級資格実技試験

FP3級実技試験の合格率は、平均で約70%です。

実技試験は、FPの基礎知識を問う筆記試験とは異なり、実際の相談業務に近い形式で行われます。

この記事では、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナーが、FP3級実技試験の試験内容や対策方法について具体例付きで解説します。

実技試験に合格するために必要なスキルやノウハウを学びましょう。

3級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定とはどんな資格

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャル・プランニング技能検定とは、厚生労働大臣が指定した国家検定です。

3級、2級、1級とあります。

学科試験と実技試験があり、それぞれに合否判定を行って、どちらか片方のみの試験に合格した場合、すでに合格した試験は免除となり、残る試験に合格すれば合格です。

ただし、免除期間は、一部合格した試験日の翌々年度に行なわれる試験まで。

両方に合格すると完全合格となります。

合格すると合格証書が発行されて、ファイナンシャル・プランニング技能士を名乗ることが可能です。

合格すれば有効期限や更新はなく、資格は生涯有効。

FP技能士資格の受験者は年々増えており、現在人気資格となってます。

3級FPファイナンシャル・プランニング技能士試験合格率

3級ファイナンシャル・プランニング技能士検定団体別合格率

日本FP協会

参考URL 日本FP協会試験結果データ

実施日学科試験実技試験
2022年1月87.01%90.75%
2021年9月84.69%80.50%
2021年5月83.25%76.65%
2021年1月87.92%86.53%
2020年9月89.64%88.04%

一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)

参考URLきんざい試験結果

実施日学科試験実技試験(個人資産)実技試験(保険顧客)
2022年1月62.52%53.14%39.53%
2021年9月53.31%43.25%48.68%
2021年5月47.81%59.63%47.76%
2021年1月63.75%58.63%56.01%
2020年9月69.28%35.28%56.20%

FP3級試験合格率は、実施団体により違いがあります。

総合すると学科試験、実技試験共に70%程度の合格率です。

国家資格としては入門編として高い合格率となっています。

FP3級試験内容と実技対策

試験

FP3級試験内容は学科試験と実技試験に分かれています。

実技といっても何か実際に作業するわけではありません。

FPの実際の業務に関係のある知識を使って、必要な計算をしたり、実務に近いパターンでどの様な知識を使うか等が問われます。

学科試験では計算機はあまり使いませんが、実技試験では必要なので忘れないようにしてください。

日本FP協会実技試験は、マークシート方式で選択解答です。

100点満点中60点以上で合格できます。

きんざい実技試験は、記述式解答です。

50点満点中30点以上で合格できます。

学科試験はFP協会ときんざい、どちらで受験しても問題は共通で、60点満点で6割の36問以上正解で合格となります。

学科試験は全てマークシート方式で、問題は2択か3択からの出題です。

試験時間は学科120分、実技60分となります。

どの様な問題が出るのか、しっかりと見て慣れておきましょう。

FP3級試験範囲

FP技能士試験の問題試験範囲は6科目に分かれています。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスクマネジメント
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業継承

学科試験は6科目全てから出題されますので、広い知識が求められます。

実技試験は日本FP協会ときんざいで出題範囲が違いますので注意が必要です。

「日本FP協会」「きんざい」どちらで受けるべき?試験概要比較

2択

FP技能士検定を受験する際に申し込める団体が2種類あります。

  • 日本FP協会
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)

どちらで申込みをしても学科試験内容は同一です。

ですが、実技試験は申込み団体によって内容が違います。

日本FP協会は「資産設計提案業務」となります。

きんざいについては

3級実技試験

  • 個人資産相談業務
  • 保険顧客資産相談業務

以上の中から選択して受けることが可能です。

得意分野のある方や、関連業務を行なっている方は、自分に適した試験を選べば合格率が上がります。

試験は申し込む前から始まっているということを意識して、まだ申し込んでいない方は慎重に申し込み団体を選んでください。

試験申し込み団体は慎重に選ぶ

注意

FP3級試験の申し込み先は2団体あります。

  • 日本FP協会
  • 金融財政事情研究会(きんざい)

どちらの団体からも試験の申し込みは可能ですし、合格後の資格の価値に違いはありません

試験会場は違いますが、試験日は同じです。

ですが注意しなければいけないことがあります。

それは実技試験内容が違うということです。

FP3級試験は、学科試験と実技試験に分かれていて、両方合格しなければいけません。

実技試験内容

日本FP協会「資産設計提案業務」
きんざい「個人資産相談業務」
「保険顧客資産相談業務」

以上のように日本FP協会は「資産設計提案業務」でのみなので選択の必要はありません。

きんざいで申し込む場合、どちらの実技試験を選ぶか選択する必要があります。

私は日本FP協会で受験しましたが、実技の範囲は広く感じるかも知れませんが、過去問題からの転用が多いので勉強は難しくありません。

私は日本FP協会からの申し込みをおすすめしています。

ご自分で選択できる場合はよく考えてお申込みください。

合格者が語る実践済み合格対策方法

合格対策

私は、闘病しながら休職中に、日本FP協会のFP技能検定3級2級を受験し、合格しました。

私は入院や通院もあり、スクールには通わず、独学での勉強です。

ですが、最初から2級まで目指す方は、スクールや通信教育を利用される方が確実に合格に近付けます。

遠回りや無駄な時間を使わず、効率的に勉強がしたい方はぜひ利用してください。

講座を使うなら時間に縛られず、PCやスマートフォンで受講できる通信講座がおすすめです。

時間と勉強を無駄にしない為にも利用してみてください。

格安で受けられる講座なら無駄も抑えて合格に近づけますよ。

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FP3級学科試験対策

学科試験は広く、6科目全ての知識が必要です。

ですが、合格は6割の正解を得ればできます

そして、過去問題の出題率は高く、繰り返し過去問題を解き、頭に入れてください。

税率や日数の数値が変わりますので、あまり古い過去問はおすすめしません。

私は、3年分程の過去問に絞って、集中的に何度も解きました。

テキストは税額等の数値が変わるので、最新版の新しいテキストをおすすめします。

あまり多くのテキストは読まず、1冊から2冊程度をしっかりと読み込みましょう。

最初にテキストを全て読み、後は過去問をひたすら解く方法で、私は合格しました。

過去問を解くことで、何度も出る問題が分かります。

頻繁に出る問題を、集中的に出来るようにすれば合格が見えてきますよ。

FP3級実技試験対策

実技試験対策は、先ず試験問題に慣れることです。

学科試験ばかりで、実技試験をおろそかにしている方もいますが、両方合格して完全合格ですからしっかりと対策しましょう。

対策方法は学科試験と同じく、過去問題で練習することです。

特に計算問題が出ますので、よく出題される問題の解き方を練習しておいてください。

3級頻出実技計算問題

  • キャッシュフロー表
  • 建ぺい率・容積率
  • 保険金
  • 高額療養費・医療費控除
  • バランスシート・純資産
  • 6つの係数
  • 債券利回り計算

計算問題が解けるようになれば、あとは学科試験の知識で合格できますよ。

FP3級一発合格総合試験対策

試験対策

私が実際に合格した、FP3級試験の一発合格勉強方法を紹介していきます。

これから受験する方は参考にしてください。

私は2021年12月末から入院し、そこから勉強をはじめました。

先ずは、テキストを一度しっかりと最後まで読みます。

それからは過去問題をひたすら解きます。

時にはYouTubeでFP試験についての動画もみて勉強しました。

私がやったのはそれだけです。

「たったそれだけ?」

という方もいるかも知れませんが、それだけです。

詳しく解説していきます。

独学で重要なテキストの選び方と使い方

学で必要になってくるのはテキストです。

テキストは最新版を必ず選んで下さい。

法令や数字が毎年のように変わりますので、古いテキストでは間違えて覚えてしまう場合があります。

テキストは読みやすいものを選べば良いと思いますが、あまりたくさんのテキストを読むのは、時間の無駄になる可能性があるのでおすすめしません。

1冊か2冊に絞りましょう。 

先ずはテキストを全て目を通して、一通り読みましょう。

その時の理解は浅くても構いません。

読んだ後のテキストの役割は、過去問題を解いて分からなかった部分を見返す為に使います。

テキストは補助と考えましょう。

私が実際に使って合格したテキストは

TAC出版

「みんなが欲しかったFPの教科書」

「イメージで攻略 わかる! 受かる! ! FP3級 テキスト&問題集」

どちらか一冊でも十分に合格できますので、参考にしてください。

過去問題集を数多く解くのが実技試験合格の近道

FP技能士3級合格への近道は、過去問題をひたすら解くことです。

問題集を買う場合も、なるべく多くの問題が載っているものを選びましょう。

FP3級試験は1年に3回行われます。

最低でも3年9回分を何度も解きましょう。

私は4年分を3週程解きました。

あまりにも古い、10年前の問題は税制や数字が違うので必要ありません。

過去問をいくつも解いていると、同じ解き方の問題が何度も出てきます。

出題傾向が分かってくるので、どの様な問題で、どんなことが問われているのか、分かるようになりますよ。

問題を理解できるようになれば合格が見えてきます。

理解できないところはテキストを見返して理解するまで学習しましょう。

実際に合格できたFP資格独学勉強法

私が実際に合格できた独学勉強方法を話します。

  1. テキストを最後までじっくり読む
  2. テキストに付いている問題を解く
  3. YouTubeで勉強する
  4. 過去問題をひたすら解く

やったことはこれだけです。

そんなに特殊なことや難しいことはやっていません。

大事なのは「インプット」より「アウトプット」

この場合のインプットは、テキストを見たり、動画を見たりして知識を頭に入れることです。

アウトプットは過去問題集を解き、実際に理解して覚えていくことになります。

勉強といえばひたすらテキストを読んだり、単語だけを書いて覚えようとしたりしますが、それではアウトプットが足りません。

例えば家族や友達、同僚に覚えた知識を話すのもアウトプットです。

なぜなら、理解していないと人に説明できないから。

ノートやスマホ等のメモ帳に自分の言葉でまとめて記入するのもおすすめです。

そのまま書き写すのではなく、自分の言葉でまとめることで、理解して覚えられるアウトプットにます。

知識理解の為にも、アウトプットを多く行ってください。

すき間時間で試験対策

試験日当日までのすき間時間での試験対策についてお話します。

勉強は過去問を中心に、1日10分でもよいのでなるべく毎日やりましょう。

とはいえ、忙しい毎日を過ごしていると、中々勉強する気にもならないし、やる暇もないですよね。

そんな時は、スマホサイトで5分でも過去問を解きましょう。

そんな時に便利な素晴らしいサイトが無料で使えます。

過去問道場 様

私も合格まで大変お世話になりました。

無料で過去問題を大量に解くことができる、すばらしいサイトです。

これで試験当日、会場での待ち時間でも過去問が解けます。

あと1問解ければ合格ということもあります。

最後まで諦めずにやりましょう。

試験当日の注意点と対策

試験当日の流れと対策です。

当日は学科試験が午前中、実技試験は午後から行います。

両方受ける方は、試験会場付近での昼食を取る場所も事前に確認しておきましょう。

当日の持ち物は、筆記用具、計算機(持込み不可の計算機があるので注意)、受験票です。

時計の無い会場がありますので、腕時計はあった方が良いと思いますが、スマートウォッチ等は使用禁止ですので注意してください。

私の会場では飲み物は、透明のペットボトルのみ試験中も飲めました。

水筒や缶コーヒーは、許可されるか分かりませんので注意です。

当日学科試験は120分ありますが、時間が余ると思います。

60分後から退出できますので、見直しが完了したら、退出してゆっくりとお昼ご飯を食べながら実技試験に備えましょう。

学科試験の調子に振り回されずに、実技試験に頭を切り替えてください。

満点を取る必要はありません

合格点を目指して、落ち着いて試験に挑んでくださいね。

FP資格でお金に強くなる

お金の計算

FP資格を勉強、取得することは、自分の人生においてお金に強くなれます

仕事においても需要は高まっていますが、仕事だけに使うわけではありません。

FP試験で勉強する内容は、普段、私たちが支払っている税金や保険についても知ることができます。

投資をしてみようと思った時、マンションや家を購入しようと思った時、身内が亡くなってしまった時の相続の話。

どれもあなたの身近ではありませんか。

勉強して損はありません。

FP資格は人生に使える資格なのです。

ぜひ資格取得に挑戦してみてください。

FPの勉強はライフプランに役立つ勉強

FP技能士の勉強は、ファイナンシャルプランナーを目指さなくとも、自分の人生に役立ちます。

  • 社会保険、公的年金等
  • 生命保険、損害保険、医療保険等
  • 株式、投資信託、債券等の投資
  • 確定申告、法人税、消費税等の税金
  • 不動産の売買や税金
  • 相続税、贈与税等

自分の払っている税金や、年金について知らない方も多く見られますが無駄に税金を払っていないでしょうか。

あなたが加入を考えている保険や、すでに加入している保険について本当に必要かを見直しできますよ。

確定申告、年末調整の仕組みもわかりますので、サラリーマンの方もふるさと納税や医療費控除で有用です。

資産運用がさけばれる現在、投資やお家の売買でも知識が活かせますし、もしもの時の相続にも知識が役立ちます。

この様に生活に密着した知識が学習できますので、ライフプランの作成にも、役立つ資格ですよ。

まとめ

FP技能士3級試験の合格対策まとめです。

  • FP技能士3級試験は独学で合格可能
  • 勉強時間は30時間程度
  • 1日1時間1か月で合格可能
  • 合格率70%以上で難易度は高くない
  • 実技試験内容が申し込み団体で違う
  • テキストは1冊か2冊に絞る
  • 過去問題集が重要
  • テキストを通読した後はひたすら過去問題を解く
  • YouTube等で耳からも理解する
  • 頻出問題は理解するまでやる
  • 3~4年分の過去問を何度も解く
  • 勉強はアウトプット中心
  • 当日の流れを把握して落ち着いて挑む

以上の対策できっと合格できます。

一緒にFP資格保持者になりましょう。

どうしても不安だという方や、2級試験まで受けられる方はスクールや通信教育をおすすめします。

2級試験になると難易度が上がりますし、3級をしっかりと理解していると、2級の合格もすぐに可能です。

資格を取るなら、しっかりと自分の知識として使えるようにしましょう。

どの様な形でも、あなたの合格を祈っています。

合格報告を楽しみに待っていますので、落ち着いてがんばってください。

あなたの努力が報われますように。

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