ITパスポート試験という国家試験をご存じでしょうか?
私はITとは程遠い職種についているので、そんな国家資格試験があるのも正直知りませんでした。
そんな私でもITパスポート試験合格は可能です。
私はがんと闘病しながらAFP、簿記の資格に合格しました。
全て独学で合格した私の勉強方法を伝えますので、ITパスポート試験を受ける方の参考になれば幸いです。
「この資格を取っても意味がない」という方もみえますが、私には知らないことばかりで、とても勉強になりました。
社会のIT化は進むばかりです。
ファイナンシャルプランナーの立場からも、お金とITは切り離せません。
人生はお金もITも、知識が無いと損をすることばかりです。
独学合格への道を教えますので、あなたも合格してください。
ITパスポートとはどんな資格試験
ITパスポートとは経済産業省が認定する国家試験です。
「ITを利活用する全ての社会人、学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」
と説明されています。
国家試験と聞くと、とても難しい試験を想像する方もみえますが、しっかりと勉強すれば合格できるので安心してください。
「IT」と聞くと「ムリムリ・・・さっぱりわからん」という方や、「ITなんて関係ない職種だし・・・」という方もみえます。
ですが、ITパスポート試験はITを仕事にする専門的なエンジニアの為だけの資格ではなく、広く社会人、学生全般に向けた資格です。
PCでの仕事や勉強はもちろん、電子マネーでのお買い物、ネットショッピング、交通系カードやスマートフォンといった生活のIT化は進む一方です。
ITの基礎として勉強しておいて損はありません。
ITパスポート試験概要と難易度
概要 | 説明 |
受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
受験料 | 7,500円 |
試験会場 | 全国47都道府県の試験会場 |
試験日 | ほぼ毎日(受験会場によって異なる) |
試験形式 | CBT方式(コンピュータを使った試験) |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 100問 |
出題形式 | 四肢択一式(4つの選択肢から正解を選ぶ) |
合格基準 | 以下の二つの条件を満たすこと1・全体で60%以上正解2・各分野で30%以上正解 |
合格率 | 54.4%令和4年4月~8月度 |
ITパスポートは全国47都道府県の会場で、その会場で開催している日であればいつでも受験可能です。
会場によっては受験可能人数が少なく、予約が取りづらい場合がありますので、早めの予約をおすすめします。
合格率は50%前後と国家試験の中では高く、簡単だと言う方もみえますが、何も勉強しなくても受かるわけではありません。
しっかりと対策をして合格してください。
試験の申し込みは公式サイトからいつでも可能です。
公式サイトリンク→ ITパスポート
CBT試験は事前に一度体験しておくのがおすすめ
ITパスポート試験採用されている試験方式は、「CBT方式」というコンピュータを利用して行なう試験方式です。
最近では日商簿記試験等、様々な試験で採用されています。
紙に書く試験しか体験したことのない方は、当日の操作ミスをしたり、どの様に操作したら分からないといった事態を防ぐためにも一度体験しておくのがおすすめです。
公式サイトでは実際の試験画面の操作手順や、CBT疑似体験ソフトウェアが公開されていますので、確認しておくのも試験対策になりますよ。
ITパスポート試験範囲と勉強科目
ITパスポート試験の出題範囲(シラバス)は何度も更新され、現在はシラバス6.xです。
恥ずかしながら「シラバスって何?」というところから私は始まっています。
覚える用語が多く、ITや英語が全然できない私は最初は大変でした。
あえて断言しますが、そんな私のような人でも合格できます。
難しい用語は、なるべく分かりやすく書きたいと思いますので安心してご覧ください。
先ずはどの様な出題範囲を勉強すれば良いのか、そこから解説していきます。
ITパスポート出題範囲科目の説明
分野 | 説明 |
ストラテジ系 | 「ストラテジ」とは「戦略」のことを指します。 経営や経営者の仕事に関する内容が出ます。 企業と法務、経営戦略、システム戦略、 経営全般にわたって35問程度が出題 |
マネジメント系 | 管理職の仕事に関する内容が出ます。 開発技術、プロジェクトマネジメント、 サービスマネジメント等 IT管理について20問程度が出題 |
テクノロジ系 | コンピュータの仕組みに関する内容が出ます。 基礎理論(アルゴリズム、プログラミングなど) コンピュータシステム(ソフトウェア、ハードウェアなど) 技術要素(データベース、セキュリティなど) IT技術について45問程度が出題 |
ITパスポート試験と聞くと、コンピュータなどのテクノロジ系ばかりを想像したかも知れません。
私もこの試験を知るまでは、ITの試験はテクノロジ関係の試験ばかりだと勝手に思い込んでいました。
実際にはITパスポート試験はテクノロジ系以外の問題の方が多く出題される試験です。
経営、法務などビジネスに活かせる勉強が多く出ます。
これから就職される方や、ビジネス知識をスキルアップしたい方にもおすすめの資格であることが分かります。
ITパスポート試験1ヵ月独学合格勉強方法
ITパスポート試験は独学で勉強して合格可能です。
なぜなら、ITとは無関係の職種で、普段は会社でエクセルやワードすら開くことのない私でも1ヵ月で独学合格できたからです。
合格率50%ということは半分の受験者は不合格に成ります。
しかしながら、しっかりと対策すればあなたもきっと合格する側の半分になることは可能です。
いくつかの試験に合格してきた私の勉強方法も参考にしていただき、合格をつかみ取ってください。
テキストは最新の1冊にしぼる
まず最初にやることはテキストを一度読み終えることです。
この時の注意点は、あまり深く考えて一度で覚えようとしないということです。
最初はノートに書いたりペンで線を引く必要もありません。
難しいところは完全に理解しなくても読み進めるだけで十分。
私のようにITとは縁の無い職種の方や、興味のなかった方は、最初はチンプンカンプンで全く分からないかも知れません。
それでも構わないので一度全てテキストを読み終えてどの様な問題が出るのか流れをつかむのが肝心です。
テキストを購入する時の注意点
- 最新のシラバス(出題範囲)に対応したものを選ぶ
- 複数のテキストに分散せず一冊にしぼる
- 図やイラスト等分かりやすく説明してあるものを選ぶ
私が実際に勉強したおススメテキスト
この一冊とスマホかPCがあれば合格可能です。
たくさんのテキストを見ても混乱するだけですし、勉強は読むインプットよりも、問題を解いたり自分の言葉でまとめるアウトプットが重要です。
読むテキストは1冊にしぼって、過去問をどんどん解いていくのが合格への近道です。
過去問を無料でできる勉強のお供の最強サイトと勉強方法
勉強はテキストを読むのではなく、過去問を解くアウトプットが特に重要です。
ITパスポート試験においてもこれは変わりません。
ITパスポートは過去問が出ないと言われますが、それは全く同じ問題で同じ答えの過去問が出ないだけです。
過去問を解きまくれば問題の出題傾向が分かってきます。
そうすればどの用語が重要で、何の関連についてよく出題されるのかよく分かります。
過去問を解く際に、間違えた問題、自信が無かった問題を徹底的に一つずつ理解していきます。
間違えた問題、自信のなかった問題は、正解の答え以外の答えも全てチェックして確認します。
その部分のテキストを読み返したり、その言葉をノートに書いたり、スマホやPCのメモ帳等に入力したりしてアウトプットすればより記憶に残ります。
過去問は一度に何時間もやるよりも、すき間時間に毎日少しずつ解くのがおすすめです。
特に「寝る前にどうしてもスマホを見ちゃう」という私の様な人は、寝る前のポチポチ過去問を習慣化してしまいましょう。
それで合格率アップ間違いなしです。
ですが睡眠は記憶にも重要ですので睡眠不足はほどほどに。
過去問はあまりにも古い問題は傾向も変わっていたり、出題範囲から外れていたりするので解く必要はありません。
3、4年分の過去問で十分ですが、何度も解いていると答えを覚えてしまうこともありますので、しっかりと全ての答えの選択肢を理解しましょう。
ITパスポート試験に使える最強勉強サイト様リンク↓
全て無料で利用できるうえに、勉強記録も残してくれる素晴らしいサイトです。
私もフルに利用させていただき勉強しました。
ありがたくどんどん使わせていただき、合格を目指してください。
勉強の仕上げにオリジナル予想問題も確実に解いて自分の今の実力も確認しておきましょう。
ITパスポート試験に絶対に早く合格しなければいけない人へ
会社からITパスポート資格をとれと言われていたり、進学、就職の為にも絶対に合格したいという方。
独学ではどうしても分からない、モチベーションが保てないという方は通信教育がおすすめです。
今はオンラインでスマホだけでも資格の勉強ができます。
スクールに通う必要もありません。
分からないところが質問できたり、お金を払ったのでしっかり勉強して資格を取らなければいけないというプレッシャーも合格の後押しになります。
どうしても確実にとりたいという方はオンライン講座をおすすめします。
様々なオンライン講座がありますが、無駄に高いものもありますし、しっかりと良いスクールを選んでください。
私のおすすめできるオンライン講座を紹介します。
こちらを利用して確実に合格を目指すのも作戦です。
目指すところは合格ですから、使えるものは何でも使っていきましょう。
無料お問い合わせだけでも、後回しにせず、すぐに行動してください。
動き出して勉強する時間が増えれば、それだけ合格に近づきますよ。
オンラインスクールリンク↓
(スタディング)ITパスポートITパスポート資格試験まとめ
- ITパスポート試験は国家試験
- 合格率は50%前後
- ITパスポート試験はITを仕事にする専門的なエンジニアの為だけの資格ではなく、広く社会人、学生全般に向けた資格
- 受験資格はなしで誰でも受験可能
- 試験はCBT方式でコンピュータを使って行なう
- 試験会場は全国47都道府県で開催日は随時受験可能
- 試験の申し込みは公式サイトから ITパスポート
- CBT試験は事前に一度体験しておくのがおすすめ
- 試験出題範囲(シラバス)は更新される
- 出題問題はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系に分類
- ITパスポート試験はテクノロジ系以外の問題の方が多く出題
- ITパスポート試験は1ヶ月独学勉強で合格可能
- 勉強テキストは一冊にしぼる
- 勉強は読むインプットよりも、問題を解いたり自分の言葉でまとめるアウトプットが重要
- 間違えた問題、自信のなかった問題は、正解の答え以外の答えも全てチェックして確認
- 無料で過去問が解ける勉強サイト様を利用 ITパスポート試験.com
- 確実にとりたいという方はオンライン講座をおすすめ
ITパスポート試験はどなたにもおすすめできる資格です。
この資格をとったからといって、すごく就職や転職、進学に有利になったりお金が稼げるわけではありません。
ですがIT化の進む現代においては、知っておいて損のない知識です。
国家試験に合格して資格を取るというのは、自分への励みや自己投資になります。
私の勉強方法で全ての方が合格するわけではありませんが、更なる自分の成長を目指して、楽しんで勉強をして欲しいと思います。
素敵な合格報告をお待ちしております。
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