あなたはもし病気やけがで仕事ができなくなったら、どんな保険に頼れますか?
保険は病気やけがによる収入減や医療費を補償してくれる大切な存在ですが、種類や条件が多くて分かりにくいものです。
どんな保険が必要か、どうやって選ぶか、どこに注意するか、知っておくべきポイントをこの記事でお教えします。
この記事は、自分も40代で突然がんになり、休職した経験から得た知識やノウハウをもとに書いています。
日本FP協会認定AFP(ファイナンシャルプランナー)でもある私が監修していますので、信頼して最後までお読みください。
病気と保険の悩みと回答
悩み
・病気によって仕事を休まざるを得なくなる場合に、どのような保険に加入したらよいかわからない。
・保険の種類や条件が複雑で、自分に必要な保険を選ぶことが難しい。
・病気による休業に関する補償が受けられる保険に加入したいが、手続きや条件がわからない。
・自分が加入している保険が、病気による休業に対して十分な補償を提供しているのか不安である。
回答
・保険について詳しく知ることが重要です。
インターネットや専門書籍などを活用して、病気による休業に関する補償が受けられる保険の種類や条件、保険料などを調べてみましょう。
・自分が必要とする保障や補償が何であるかを把握し、適切な保険を選びましょう。
また、保険会社に問い合わせることで、自分に最適な保険の選び方や手続き方法を確認することもできます。
・加入している保険が病気による休業に対して十分な補償を提供しているかどうかを確認することも大切です。
保険会社に問い合わせたり、保険契約書を確認することで、自分が加入している保険が適切かどうかを確認することができます。
病気と保険の関係
まずは、病気と保険の関係について確認しておきましょう。
病気によっては、仕事を休まざるを得なくなる場合があります。
その際、病気休業手当などの補償が受けられる場合があります。
保険には、以下のような種類があります。
- 病気休業手当保険
- 医療保険
- がん保険
- 生命保険
次からは一つずつ解説していきます。
病気休業手当保険
民間の病気休業手当保険とは、健康保険に加入していない人や任意継続被保険者が、病気やけがで仕事ができなくなったときに、自分で加入した保険会社からお金をもらえる制度です。
分かりやすく説明すると、
「あなたは会社やお店で働いてお金を稼いでいますが、健康保険に加入していません。
もし病気やけがで働けなくなったらどうなるでしょうか。
働けない間は給料がもらえませんし、お医者さんの薬や治療費は自分で払わなければなりません。
そうすると生活費や家賃や光熱費などの支払いが困難になってしまいます。
そこで助けてくれるのが民間の病気休業手当保険です。
これは自分で選んだ保険会社と契約して月々保険料を払っておくことで、病気やけがで働けなくなっ
場合に、一定期間(通常は最長1年)毎日あるいは毎月一定額のお金を支給してくれる制度です。
これによって生活費や家賃や光熱費を支払うことができますし、お医者さんの薬や治療費も安心して払えます。」
条件などは下記をご覧ください。
公的機関の行う傷病手当金とは違います。
傷病手当金について詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事→病気で休業したら補填されるお金の種類と条件についてFPが解説!
病気休業手当保険の条件、金額や期間
病気休業手当保険を受けるためには条件があります。
- 病気やけがは仕事以外の理由で起こったものであること
- 働くことが本当に無理だと証明されること
- 連続して4日以上働けなかったこと
- 働けなかった期間に給料を十分にもらっていないこと
また、この保険は契約内容によって支給される額や期間が異なります。
契約する前にしっかり比較検討して自分のニーズに合ったプランを選ぶ必要があります。
医療保険
民間の医療保険とは、自分で選んで加入する保険のことです。
医療保険について分かりやすく解説します。
「あなたは国や市町村が運営する公的医療保険に加入していますが、それだけでは病気やケガをしたときにかかる費用を全部払えません。
公的医療保険では、医療費の一部を自分で負担しなければならないし、入院中の食事代や交通費なども自分で払わなければなりません。
そうすると生活費や家賃や光熱費などの支払いが困難になってしまいます。
そこで助けてくれるのが民間の医療保険です。
これは自分で好きな保険会社と契約して月々保険料を払っておくことで、病気やケガで入院したり手術したりした場合に、一定額のお金をもらえる制度です。
これによって生活費や家賃や光熱費を支払うことができますし、治療費も安心して払えます。」
以下に条件を書きます。
関連記事→病気に備えるための医療保険の種類と選び方【FP監修】
医療保険の条件
民間医療保険を受けるには下記の条件があります。
- 契約時に健康状態を正しく告げること
- 病気やケガは契約内容に含まれるものであること
- 入院日数や手術内容が契約内容に合致すること
- 入院・手術後に必要書類等を提出すること
医療保険は契約内容によって支給される額や期間が異なります。
契約する前にしっかり比較検討して自分のニーズに合ったプランを選ぶ必要があります。
このように民間の医療保険は、公的医療保険だけでは補えない部分を助けてくれる制度です。
がん保険
がん保険とは、がんになったときにお金をもらえる保険のことです。
分かりやすくがん保険について解説します。
「あなたは国や市町村が運営する公的医療保険に加入していますが、それだけではがんの治療費を全部払えません。
公的医療保険では、治療費の一部を自分で負担しなければならないし、先進医療や自由診療と呼ばれる高度で高額な治療法はほとんど対象外です。
そうすると治療費だけでなく、生活費や家賃や光熱費などの支払いが困難になってしまいます。
そこで助けてくれるのが、がん保険です。
これは自分で好きな保険会社と契約して、月々保険料を払っておくことで、がんと診断されたり、がんの治療を受けたりした場合に、一定額のお金をもらえる制度です。
これによって治療費や生活費を支払うことができますし、安心して治療に専念できます。」
がん保険を受けるには条件があります。
関連記事→病気で収入が減ったら、保険で補填できるか調べてみましたFP監修
がん保険を受ける条件
がん保険を受けるための条件を下記に紹介します。
- 契約時に健康状態を正しく告げること
- がんは契約内容に含まれるものであること
- 診断時や治療時に必要書類等を提出すること
また、がん保険は契約内容によって支給される額や期間や回数が異なります。
がんと診断された時にもらえる、一時金の有無や金額なども確認しておきましょう。
生命保険
生命保険とは、自分や家族が病気やケガや死亡などでお金が必要になったときに、保険会社からお金をもらえる契約のことです。
生命保険について分かりやすく解説します。
「あなたは日常生活を送っている中で、さまざまなリスクにさらされています。
例えば、病気やケガで入院したり手術したりすると、治療費や入院費がかかります。
また、もしも死亡してしまった場合は、遺された家族の生活費や教育費が心配です。
これらのリスクに対して自分で備えることは難しいかもしれません。
そこで役立つのが生命保険です。
これは自分で好きな保険会社と契約して、月々保険料を払っておくことで、万一の場合に一定額のお金をもらえる制度です。
これによってリスクへの備えをすることができます。」
下記に条件を解説します。
生命保険を契約する条件
生命保険を契約するには、下記の様な条件があります。
- 契約時に健康状態を正しく告げること
- 事故や病気は契約内容に含まれるものであること
- 事故や病気の発生時に必要書類等を提出すること
生命保険の契約は、種類によって支給される額や期間や目的が異なります。
生命保険の契約条件の中に、健康状態の項目がありますが、私のようにがんに成った人間は、完治しても数年間は新たに保険契約ができない場合が多いです。
病気になってからでは入れない可能性があるので、健康なうちに加入しておきましょう。
関連リンク↓
生命保険に特化したFP無料相談保険の選び方・確認のポイント
保険を選ぶ際には、以下のポイントを確認することが大切です。
①自分が加入したい保険の種類を明確にすること
まずは、自分が必要とする保険の種類を明確にすることが重要です。
自分のライフスタイルや健康状態に合った保険を選ぶようにしましょう。
②保険料と支払われる給付金のバランスを確認すること
保険料と支払われる給付金のバランスを確認することも大切です。
安い保険料で加入できる保険でも、給付金が少ない場合は意味がありません。
自分に合った保険料と給付金のバランスを見つけるようにしましょう。
③契約内容をしっかりと確認すること
保険には、契約内容によって保障範囲や支払われる給付金額が異なる場合があります。
契約内容をしっかりと確認し、自分が必要とする保障範囲や支払われる給付金額を把握することが大切です。
保険についてFPに相談する場合
病気で仕事を休んだ場合に必要な保険について、専門家のFPに相談することでより適切な保険を選ぶことができます。
以下の項目について、FPに相談することをおすすめします。
- 病気休業手当保険や医療保険、がん保険など、どの保険に加入するべきか
- 保険の内容や条件、加入に必要な手続きについての詳細
- 保険の支払いや補償の仕組み、保険料などについての説明
- 現在加入している保険の見直しや、新たに加入する場合の見直し方法について
保険について専門家のFPに相談することで、保険の知識や情報が不足している場合でも安心して選ぶことができます。
FPは、個人のライフプランに合わせた最適な保険選びや、保険の見直し方法を提案することができます。
また、保険会社についての情報や補償内容についての知識も豊富であり、わかりやすく説明してくれます。
病気で仕事を休んだ場合、保険について不安を感じる方は、専門家のFPに相談することをおすすめします。
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リクルートが運営する保険チャンネル病気で仕事を休む時に知っておきたい保険の種類と条件選び方ポイントまとめ
- 病気で仕事を休むことは誰にでも起こり得るものです。そのため、自分が病気になった場合に備えて保険について知っておくことが重要です。
- 保険を利用することで、病気になっても安心して休むことができます。病気休業手当保険、医療保険、がん保険、生命保険など、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。
- 保険を選ぶ際には、保険の種類、保険料と支払われる給付金のバランス、契約内容などを確認することが大切です。また、保険について専門家のFPに相談することもおすすめです。
- 自分に合った保険を選ぶことで、病気になっても安心して休むことができます。保険に加入することは、将来のための大切な投資です。
人間は、いつどこで大きな病気やケガになるかは誰にもわかりません。
私も健康で、病院に行ったり仕事を休むこともない人間でしたが、40代で突然がんになりました。
私はがん保険と医療保険に入っていたので、休職期間中も乗り切ることができたと思います。
健康な時には保険のありがたみは分かりませんが、病気になるとよく分かります。
ですが、病気なってから保険に入ろうと思っても遅いのです。
自分のため、家族のためにも、しっかりと治療に専念できるように、保険で備えておきましょう。
ですが無駄な保険に、必要以上に入ることはありません。
自分に必要な保険を選んで、しっかりと今から備えてください。
いつ何が起こるか分からないからこそ、今すぐ行動しておきましょう。
後悔のない人生になるのを願っています。
【あなたにぴったりの保険が見つかる】保険選びのプロが無料でアドバイス!
保険は自分にとって必要なものだけを選ぶことが大切です。
しかし、どの保険が自分に合っているのかを見極めることは簡単ではありません。
そのためには、保険のプロにアドバイスをもらうことが必要です。
保険のプロがあなたに合った保険を選ぶためのアドバイスをしてくれます。
自分に合った保険を選ぶことで、将来のリスクに備えることができます。
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