病気や高齢により、自分の最後について考えるようになった方々は、こんな悩みがありませんか?
自分が死んだ後に家族に負担をかけたくない。
自分自身が望む形で最期を迎えたい。
葬儀にかかる費用が高くて不安。
そんな悩みを解決します。
死について考えることは、誰しもが避けて通れないことかもしれません。
生前葬とは、自分が生きているうちに自分自身が望む形で葬儀を行うことで、自分らしい最後を迎えるためのものです。
今回は、生前葬について解説していきます。
解説するのは、自身も40代で突然がんになり、残される家族のことを真剣に考えるようになった、日本FP協会認定AFPのファイナンシャルプランナーの私が解説していきます。
お悩みが解決するまでお付き合いください。
生前葬ってどんなもの?
生前葬とは、その名の通り自分が生きているうちに葬儀を行うことを指します。
生前葬を行うことで、自分自身が望む形で葬儀を行うことができるため、遺族による思い出や感情による葬儀の形がなくなり、自分自身が最期に思い描いた形で葬儀を行うことができます。
生前葬の手続き
生前葬を行うにあたって、手続きが必要です。手続きは以下のようなものがあります。
- 葬儀社との契約
- 葬儀の詳細の打ち合わせ
- 葬儀費用の支払い
これらの手続きを行うことで、自分が望む形での葬儀を実現することができます。
下記に詳しく説明します。
葬儀社との契約
生前葬儀の契約とは、生前葬儀を行うために必要な手続きや費用のことです。
生前葬儀は一般的な葬儀と違って決まった形式がありません。
だから自分でどんな内容や規模にするか決めることができます。
決めるのは自分ですが、一人でやるのは大変です。
だから、生前葬儀に対応してくれる会社や施設に相談したり依頼したりすることが多いです。
葬儀の詳細の打ち合わせ
生前葬儀は自分で決めるからこそ、色々と準備しなければなりません。
例えば、
- どこで行うか
- いつ行うか
- 誰を呼ぶか
- 何をするか
- どんな食事や飲み物を出すか
- どんな音楽や映像を流すか
- どんなプレゼントや花束を渡すか
などです。
生前葬儀に対応してくれる会社や施設に相談しましょう。
葬儀費用の支払い
生前葬儀に対応した会社や施設は、自分の希望に合わせてプランを提案してくれたり、必要なものを用意してくれたりします。
その代わりに費用が発生します。
費用はプランや規模によって違いますが、一般的には数十万円から100万円以上かかる場合もあります。
この費用は自分で払わなければいけません。だから予算内で収めるように計画する必要があります。
生前葬儀の契約時の注意
契約する際には注意点もあります。
- 家族や親族の同意を得ること
- 契約内容やキャンセル条件をよく確認すること
- 生前葬儀後も通常の通夜や火葬が必要であること
これらは忘れずに覚えておきましょう。
生前葬の費用
生前葬にかかる費用は、葬儀社や斎場、墓地などの費用と、それに加えて、自分自身が準備する費用がかかります。
生前葬を行うにあたっては、費用面についても事前に計画を立てておくことが重要です。
生前葬儀の費用や支払いについては、一般的な相場はありません。
内容や規模によって大きく変わりますが、10名程度の小規模な会場で会食を伴う場合は約30万~40万円ぐらいかかるという事例もあります。
支払い方法は現金振込やクレジットカード払いなどがあります。
支払いタイミングは葬儀が終了してから一週間程度が多く、事前に見積もりを取ることが大事です。
生前葬のやり方
生前葬を行うにあたり、具体的なやり方は以下のようなものがあります。
- 葬儀社の選定
- 葬儀の打ち合わせ
- 葬儀費用の支払い
- 葬儀の準備
- 葬儀当日の実施
以下に詳しく解説します。
葬儀社の選定
生前葬を行うにあたり、まずは葬儀社の選定が必要です。
葬儀社は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
インターネットで検索したり、身近な人の口コミを参考にすると良いでしょう。
また、葬儀社によって提供されるサービスや費用が異なるため、複数の葬儀社を比較して選ぶことが大切です。
葬儀の打ち合わせ
葬儀社が選定されたら、次は葬儀の打ち合わせを行います。
打ち合わせでは、葬儀の形式や日時、参列者、遺影写真、遺品の処理などについて話し合います。
また、葬儀の進行や参列者の案内についても確認することが大切です。
関連記事→生前に行う整理とは? 遺品整理や遺言について解説【AFP監修】
葬儀費用の支払い
葬儀費用は、葬儀社によって異なりますが、一般的には数十万円から百数十万円程度です。
支払い方法には、一括払いや分割払いがあります。
生前葬の場合は、自己負担となるため、費用面については事前に十分に計画することが必要です。
関連記事リンク→生前葬儀の費用相場は?コストを抑える方法や注意点をFPが解説
葬儀の準備
葬儀当日に向けて、葬儀社から指示された準備を行います。
遺影写真や遺品、葬儀に使用する衣服などを用意し、葬儀社に渡します。
また、参列者に送る案内状の作成や、会場の装飾なども行います。
関連記事→生前に自分にぴったりの戒名を選ぶ方法【がん経験者FP解説】
葬儀当日の実施
葬儀当日は、事前に打ち合わせした通りに進行します。
参列者を案内し、葬儀がスムーズに進行するように注意しながら、故人を送り出す準備を行います。
葬儀の終了後は、自分の希望に応じて遺骨を納骨するか、火葬して遺骨を受け取ることができます。
生きている間に行う生前葬儀とは?まとめ
生前葬を行うことで、自分が生きているうちに自分自身が望む形で最期を迎えることができます。
手続きや費用面についても事前に計画することで、スムーズな葬儀を実現できます。
生前葬の手続きとしては、葬儀社との契約、葬儀の詳細の打ち合わせ、葬儀費用の支払いなどがあります。
また、費用面では、葬儀社や斎場、墓地などの費用に加えて、自分自身が準備する費用も必要になります。
生前葬の流れについても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
生前葬は、自分が望む形で最期を迎えることができるため、今後ますます需要が高まることが予想されます。
自分自身の人生を自分で決めることができる生前葬を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
人生は突然何が起こるかわかりません。
私のように、健康で仕事を休むこともなかった人間が、40代で突然がんになることもあります。
思い残すことのないように、後回しにせず、思い立った今が行動する時です。
悔いのない人生になることを願っています。
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